No.4カートリッジ・コダック
林輝昭さんは、機械加工で作った3種類のスプールとそれを適用したカメラを持参。このうち104用と124用はAJCC会報63号で詳しく紹介されているので、それを参照してされたい。
このカメラは104フィルムが発売された時のカメラ。 |
118フィルム用の
コカレッテ、
コンテッサ・ネッテルから発売されたカメラだが、本機はツァイス・イコンの時代に作られたものである。
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左端は122用に作ったスプール、左から3番目に示すように、このスプールに暗室で120フィルムを巻き換える、2番目はオリジナルの122スプール。122フィルム使用のセネカのNo.3Aスカウト・ボックスに120フィルムを巻いたこの特製スプールを使った。右から2番目の写真のように60×90mmのマスクをつくった 、オリジナル画面は83×140mmなので60mm×140mmもできる。右端の写真はスカウト・ボックスの背面の改造(円板部)部、中央の円板の左側に黒く見えるテープを貼ったところが赤窓。
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118フィルムを使用するNo.3フォールディング・ポケット・コダック・モデルA、フィルムと同時に1900年に発売された。中央の写真はロールフィルムアダプターロレックスの取り付枠。右の写真はロレックスを取り付けたところ。下側の122フィルムホルダー部分に覆いをつけている。
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118フィルムを使うアンスコのNo.3フォールディング・アンスコ。右の写真に示すようにアンスコの距離調節用目盛板はロールフィルム用と乾板用が一つでできており、真ん中でフィルム用と乾板用に分ける。反射ファインダーの画面は、縦に構えたときはこの写真のように縦長となるが、横に構えるためこのファインダーを90度回転させると、写真中央のように自動的に横長になる。
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103フィルムを使うアメリカのブレアから1902年に発売されたフォーカシング・ウェノ・ホークアイNo.4。103を使うカメラは、今回集まった中では最初期のフィルム使用のカメラである。フィルムを装填した部分を右の写真のように上に引き上げると乾板カメラのようにすりガラスのスクリーンでピント調節が可能となる。
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No.4スクリーン・フォーカス・コダック、123のフィルムが発売されたときに同時に発売された。右の写真のように カメラ後部を前側に90度回転させて跳ね上げピントが調節できる。
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116フィルムが発売されたのは1899年。
最初のカメラはNo. 1A フォールディング・ポケット・コダック、写真はモデルDで、1909年の発売。 |
オートグラフィック・フィルムのA116を使用する1926年発売のNo.1Aポケット・コダック。
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フランス、ルミエールのルミエール6.5×11。
このカメラには116フィルム用と120フィルム用があり、戦前から発売されている。
これは戦後版。
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116フィルムを使うNo.1Aオートグラフィック・コダック・スペシャル連動距離計(RF)付モデルB。
1923年の発売。
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No.1Aオートグラフィック・コダック・スペシャルRF付。
1924年ロンドン・コダックから発売されたクック・アヴィアーのレンズと旧コンパー付。
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A130フィルムを使うNo.2Cオートグラフィック・コダック・スペシャルで1923年発売。
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細軸の616フィルムを使うシックス-16 コダック。
このモデルはロンドン・コダックから1934年に発売された。
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116フィルムを使うボックス・テンゴール3種
写真左はこれまでストラップが金属製であったものを革に換えて1927年から発売したモデル。写真中央は、それまで縦と横から見るためのファインダーのレンズが縦に並んでいたものを、接眼部の位置を変えたのに伴い横に並べたもので、1928年11月に発売。写真右はレンズ周りに縦長六角形の飾り枠がついたもので1932年に発売。 |
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