1月の研究会報告
2003年最初の研究会は1月11日(土)午後2時からJCII会議室で開かれました。
今回のテーマは「カメラ名またはメーカー名がFないしGで始まるカメラ」でしたが、約60名の参加者の熱気で、会場はむせ返るほどの盛況でした。今回多かったのはOPL社のフォカ、グラフレックス社、C.P.ゲルツのカメラなどでした。
目を引いたカメラは持参カメラ一覧表のアンダーラインが付いているカメラ名をクリックしてみてください。
2003/1/11研究会持参カメラ一覧
基本的には持参者の記入通りとしました。ただし明らかに誤記と思われるものは(編)で修正 しました。
持参者 | カメラ名 | 製造会社 | フィルム | 製造国名 | 発売年 |
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伊木紀昭 | ファ-ストフレックス | 常磐精機 | 120(6×6) | 日本 | 1955 |
フェニックス1 | 135(24×36) | ポーランド | |||
フジカドライブ | 富士写真工業 | 135(35) | 日本 | ||
フジビュ-ン16 | 富士写真フイルム | 135(8コマ) | 日本 | ||
伊東祐弘 | フレクサレットⅡ | メオプタ | 120(6×6) | チェコ | 1953 |
ゲルトDⅢ | 東亜光機 | 127(3×4) | 日本 | 1938 | |
井野了慧 | セミプリンス(ラディオナ-、パ-フェクト) | 藤本製作所 | 120(6×4.5) | 日本 | 1934 |
同上(イスコ、新コンパ-) | 同上 | 同上 | 同上 | 同上 | |
同上(イスコ、プロンタ-) | 同上 | 同上 | 同上 | 同上 | |
セミプリンスⅡ(イスコ、プロンタ-) | 同上 | 同上 | 同上 | 1937 | |
セミテックス | 旭光商会 | 120(6×4.5) | 日本 | 1940? | |
テナックス | C.P.ゲルツ | 乾板(9×12) | 独 | 1925? | |
岡田万寿男 | フレクサレットⅤ | メオプタ | 120(6×6)135(24×36)兼用 | チェコ | 1958 |
倉石馥 | スピ-ドグラフィック | フォルマ-シュイング(コダック) | シ-ト(3.25×5.5in) | 米 | 1912 |
ロ-ルテナックス | C.P.ゲルツ | 120(6×9) | 独 | 1921 | |
同上 | 同上 | 127(4×6.5) | 独 | 1921 | |
国武英 | フレキシレッテ | アグファ | 135(24×36) | 西独 | 1960 |
小林昭夫 | ヴェステンタッシェンテナックス | C.P.ゲルツ | 乾板(4.5×6) | 独 | 1908 |
同上 | 同上 | 乾板(6.5×9) | 独 | 1911 | |
テナックス | 同上 | 乾板(9×12) | 独 | 1910? | |
ロ-ルテナックス | 同上 | 120(6×9) | 独 | 1925? | |
ロ-ルテナックス | 同上 | 127(4×6.5) | 独 | 1925 | |
小林泰人 | L.ゴ-モン・モデル1888(ステレオ) | L.ゴ-モン・パリ | 乾板 | 仏 | 1888 |
ル・グリフォスコ-プ・モデル4 | J.リシャ-ル・パリ | 乾板(4.5×10.7) | 仏 | 1905 | |
キネグラフ | E.フランセ-・パリ | 乾板(8×9) | 仏 | 1887 | |
同上 | 同上 | 同上(9×12) | 仏 | 1887 | |
同上(ステレオ) | 同上 | 同上 | 仏 | 1887 | |
フォカPF2マリ-ン(アウトフィット) | O.P.L. | 135(24×36) | 仏 | 1949 | |
佐藤経明 | フツラS | フツラ・フライブルグ | 135(24×36) | 独 | 1952 |
フランカ(E) | フランカ・バイロイト | 135(24×36) | 独 | 1956 | |
ユ-ノスチ | ゴムツ | 135(24×36) | ソ連 | 1957 | |
フォカ・ユニバ-サルU | O.P.L. | 135(24×36) | 仏 | 1955 | |
曽望旭 | プラクチナⅡa+ゲルツ・ドグマ-+VSP00マウント | K.W.社/C.P.ゲルツ/ライツ | 135(24×36) | 独 | 1959 |
フォカフレックス | フォカ | 120(6×6) | チェコ | 1950 | |
フォテイマレフレックス | フォタックス | 127(3×4) | スウェーデン | 1950 | |
高島鎮雄 | フォト・ステレオ・ビノクル(双眼鏡カメラ) | C.P.ゲルツ | 乾板4.5×4.5×2) | 独 | 1899 |
高橋 正 | ファ-ストフレックス | 常磐精機 | 120(6×6) | 日本 | 1955 |
フレクソ | エンナ | 120(6×6) | 独 | ||
フォカ | O.P.L. | 135(24×36) | 仏 | 1947 | |
ゲルトDⅢ | 高橋光学 | 127(3×4) | 日本 | 1936 | |
グラフレックス22 | グラフレックス | 120(6×6) | 米 | ||
田村彰啓 | ファボリット・プリマ- | クルト・ベンツィン | 乾板(9×12) | 独 | 1936? |
フェド・フラッシュ | フェデラルM&E | 127(4×6.5) | 米 | ||
丹後籠太郎 | ス-パ-キナックスⅢ | フランス・キン社 | 620(6×9 ,6×6, 6×4.5兼用) | 仏 | 1950 |
キナックスⅠアルザス | 同上 | 620(6×9) | 仏 | ||
ロ-ライフレックス・オ-トマットNX | フランケ&ハイデッケ | 120(6×6) | 独 | 1951 | |
七井貞明 | グラフレックス1A | グラフレックス | 116 (2.1/2×4.1/4in) | 米 | 1909 |
同上 | 同上 | 116 (2.1/2×4.1/4in) | 米 | 1909 | |
ナショナルグラフレックス | 同上 | 120(6×7) | 米 | 1933 | |
No.0グラフィック | 同上 | 121(4×6.5) | 米 | 1909 | |
グラフィック35 | 同上 | 135(24×36) | 米 | 1956 | |
長谷川幸也 | フォカ | O.P.L. | 135(24×36) | 仏 | 1949 |
フェドⅠ型タイプ3 | D.C.K.U | 135(24×36) | 旧ソ連 | 1939 | |
服部 豊 | メルコンⅡ+ライカマウント・フジノン | 目黒光学、富士写真フイルム | 135(24×36) | 日本 | 1957 1955頃 |
タワ-5L+ライカマウント・フジノン | ニッカカメラ、 富士写真フイルム | 135(24×36) | 日本 | 1957 1955頃 |
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ニッカ3L+ライカマウント・フジノン | 同上 | 135(24×36) | 日本 | 1958 1955頃 |
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林 輝昭 | フォス・デルビ-(フォス・アナスティグマート3.5) | フォス | 127(3×4) | 独 | 1930 |
同上(フォス・アナステイグマ-ト2.5) | 同上 | 127(3×4) | 独 | 1930 | |
ジュビレッテ(ジェビロナ-4.5) | ヴィルギン | 127(3×4) | 独 | 1937 | |
ジュビレッテ(黒)(ラジオナ-2.9) | 同上 | 127(3×4) | 独 | 1937 | |
ジュビレッテ(ラジオナ-2.9) | 同上 | 127(3×4) | 独 | 1937 | |
ゲルトⅢ | 東亜光機 | 127(3×4) | 日本 | 1950? | |
林田吉弘 | コンドルⅠ | フェラニア | 135(24×36) | 伊 | 1950 |
ロ-ライフレックス・スタンダ-ド | フランケ&ハイデッケ | 120(6×6) | 独 | 1932 | |
山前邦臣 | フォカPF1 モデル1 | O.P.L. | 135(24×36) | 仏 | 1946 |
フォカスタンダール | O.P.L. | 135(24×37) | 仏 | 1953 | |
吉田 稔 | フレクサレット Va | メオプタ | 120(6×6) | チェコ | 1958 |
馬淵 勇 | ゴルデイ3×4 | ツェ-・カメラ | 127(3×4) | 独 | 1930 |
テナックス | C.P.ゲルツ | 乾板(6.5×9) | 独 | 1932 |
研究会の様子
研究会の様子
小林泰人さんのフランスE.フランセー社が1887年に発売した大型木製のビュワー付きボックスカメラのキネグラフ3台とリシャール社が1905年に発売したステレオカメラ グリフォスコープ(手前)
小林泰人さんのフォカPF2マリーンアウトフィット、50mm標準レンズ、135mm、90mm、35mm、28mmの交換レンズ、各種ファインダー、セレン露出計、説明書などすべてそろっています。
山前邦臣さんのフォカ PF1 モデル1
1949年に発売され、レンズが交換できない35mm広角レンズ固定式のフォカ
七井貞明さんのNo.0グラフィック(前左)、グラフィック35(前中央)
ナショナルグラフレックス(前右)後ろはグラフレックス1A
台湾 曾望旭さんのスウェーデン製フォティマフレックス(中央)
チェコ製フォカフレックス(左) ダゴールをつけたプラクティナⅡa
ホームページ担当(林田吉弘)のフェラニア製コンドルⅠ型、外観はライカによく似ていますが、レンズシャッター機です。
高島会長の、C.P.ゲルツが1899年に発売したフォト・ステレオ・ビノクル4.5×4.5cm
乾板用ステレオカメラですが双眼鏡としても使えます。
2003年新年会
研究会に引き続き、新年会が近くの食彩亭で行われました。
台湾の曾さん、名古屋の中島章年さん、宮城県の武田茂さんなど約50名の参加者を得て行われました。