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左および上の写真は、竹内久彌さんの収集品で極めて珍しいベルギー製のシネスコピック(Cinescopic)と言うカメラです。
上はフィルム装填の状態を示す写真でこのようにレンズとファインダーを外して行います。
Andre van Remoortel社が1929年〜1939年までの10年間に300台生産したもので、この個体には245の刻印があります。135フィルムに24×24mmの画像を写し取ります。
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馬淵勇さん所有のドイツ、ダコラ社製単独距離計付のロイヤル。
6×6cm判でセルフコッキングになっています。1955年発売で同じ年にセルフコッキングのマミヤシックス・オートマットがあり、どちらが世界初なのか調査中とのこと。
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同じく馬淵さんの英国アジラックス(Agilux)社製の35mmフィルム使用の単独距離計付カメラ、アジマチック(Agimatic)。
レンズ交換可能でビハインド式2枚羽根ギロチンシャッターが付いています。
レンズの向かって左上(10時位置)にあるレバーを押し下げるとフィルム巻き上げとシャッターのコッキングが行われ、次いで同じレバーを押すとシャッターが切れると言う凝った構造になっています。
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小林泰人さんの英国ロス・エンサイン社が1955年に発売した単独距離計付のセルフィックス12-20スペシャル(Selfix
12-20 Special) |
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林輝昭さんのアーガスC(Argus C)。アーガスシリーズで最初に単独距離計の付いたカメラで1938年の発売。アクセサリーシューが外付けになっています。 |
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これも林輝昭さんの所有で、単独距離計付オリンパスクロームシックスWb。1954年の発売。オリンパスクロームシックスは他にも多数の方が持ってこられました。 |
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ドイツ、アドックス社が1952年に発売した単独距離計付の6×6cm判カメラ、メス・ゴルフ。カサーのレンズ、プロンターSVSの付いたしっかりしたカメラです。 |
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高島会長持参の栗林写真機械製作所から1949年に発売されたセミ判単独距離計付スプリングカメラ、ペトリー。撮影時ファインダーを写真のように飛び出させて使います。 |
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(株)クリスタルが住光という商社から1954年に発売したクリスターVA。長谷川幸也さんのコレクションです。セミ判と6×6cm判兼用の単独距離計付スプリングカメラ。 |
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七井貞明さん所有のミヅホシックスX、ミヅホカメラから1952年に発売された単独距離計付セミ判、6×6cm判兼用スプリングカメラです。
当時の広告を見るとカメラ名も会社名も「ミズホ」ではなく「ミヅホ」となっています。
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長谷川幸也さんが持ってこられたアメリカ製オシログラフカメラ用レンズとシャッター。
フードと接写用の前玉を外し1眼レフカメラ(ペンタックス)に取り付けてあります。
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この2台も栗林写真機械製作所から発売されたスプリングカメラ。
写真左は1952年に発売された単独距離計付セミ判スプリングカメラ、カロロンRF。小山昌男さんが持ってこられました。ペトリRFの別名でも売られています。
写真右は1955年に発売された、ペトリRF120。ボディーはカロロンRFと同じですが、これは連動距離計付です。こちらは村松啓三郎さんのコレクションです。 |
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山本重治さん持参の単独距離計付カメラ4台
前列右はセミ判、6×6cm判兼用機のシスレー55、その左はパルマシックス・モデル1。いずれも高嶺光学が1954年に製作したほぼ同じカメラ。
後列右は第一光学から1952年に発売されたゼノビアセミ、左は大船光学から発売されたオフナーシックス。 |
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山本重治さん所有の興和製16mmカメラ、16ベル(16Bell)。
1959年の発売で、興和の16mmフィルム用カメラではラメラというカメラ付きラジオが有名ですが、これはきわめて珍しいカメラ単独。
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研究会の様子 |