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03年5月の研究会の様子
ボディーが木製のカメラ
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左からホートン社から1920年ごろに発売されたサンダーソン、F6.3のテッサーとコイロスのシャッターが付いている。
ジェイムス・シンクレア社(イギリス)から1910年代に発売された1/2プレート・ウナ・カメラと1920年代に発売された1/4プレート・ウナ・カメラ。 (林輝昭さん所有) |
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アダムス社(イギリス)で1892年ごろ作られた手札判乾板カメラのアイデアル。12枚の乾板を内蔵し撮影が終わったら写真に見られるつまみの付いた棒を引っ張り、続いて元に戻すと撮影された乾板が移動して所定の場所に収納されるという構造。レンズはF8のラピッドレクチリニア、シャッターは空気ポンプ式。(七井貞明さん所有) |
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左からE&HT アンソニー社(アメリカ)のフィールドカメラ、4×5チャンピオン。最初1881年に作られたが、写真のものは1886年のモデル。ワトソン&サンズ社製(イギリス)の1/4プレート・アルファ・ハンドカメラ、ワトソン&サンズ社は多くのダゲレオ型カメラを作った歴史のある会社だが1900年代初めには消滅。ニューマン&ガーディア社製(イギリス)のステレオスコピック・シビル、ステレオ用の特殊なサイズの乾板フィルムに手札サイズの画面を撮る。 (小林泰人さん所有)
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ソルントン・ピッカード社製のキャビネ判ソルントン組立暗箱。これはアメリカ、ウォーレンサック社のベリートF4という明るいソフトフォーカスレンズを付き。
全体的に大変奇麗なカメラで、シャッターはいわゆるレンズの前に付けるソルントンタイプとよばれるようになったシャッターの元祖。 (山本重治さん所有)
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イギリス、ネグレッティ&ザングラ社から1890年に発売された手札判乾板使用のテールボードカメラ
(山前邦臣さん所有)
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ツァイス・イコン社から1930年ごろ製造された大名刺判乾板カメラのトロピカル・アドロ。トロピカル・アドロ(ドイツ名トロッペン・アドロ)はツァイス・イコン社が発足する前のコンテッサ・ネッテル社が1920年代に発売したカメラで、ツァイス・イコンになっても作り続けられた。
(山前邦臣さん所有) |
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無銘バックフォーカスの蛇腹とソルントンタイプのローラーブラインドシャッターが付いたテールボードカメラで大変立派なカメラ。
(浅沼宣夫さん所有) |
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イーストマン・コダック社(アメリカ)のNo.2フォールディング・ブローニーカメラ2台。左が1904年に発売のモデルA(浅沼さん所有)。
右がNo.2フォールディング・ブローニーカメラ1907年に発売のモデルBです(西野欣哉さん所有)。 |
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左にものとほぼ同じ構造で後年に発売されたイーストマン・コダック社(アメリカ)No.2フォールディング・ポケット・ブローニーカメラ
(内田五三郎さん所有) |
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アンスコ社(アメリカ)から1927年に発売され、35mmフィルムをハーフサイズ(18×24mm)の画面で使うアンスコ・メモ。左に一部見えているのは作例です。オリジナルは1927年だが、馬淵さんのカメラには1929年のパテント番号の刻印がある。(馬淵勇さん所有) |
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アメリカ、グラフレックス社から1938年に発売されたミニチュア・スピードグラフィック。画面サイズは21/4×31/4inch(57.2×82.6mm)で、乾板フィルム用と120ロールフィルム用のホルダー、それに取扱説明書も揃った大変奇麗なセット。
(伊東祐弘さん所有) |
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イカ社から1925年に発売された大陸手札判(9×12cm)乾板カメラのイカ・ファボリット・トロピカル。レンズはイカ・マキシマ・ドラベル・アナスチグマートF6.8が付き、シャッターは旧コンパー付き。このカメラは撮影状態にセットしたまま乾板側を90度回すことができるため、カメラを回さないで縦横の構図を自由に選べるという特徴をもつ。今日いうところのレボルビングバック(RB)。(城靖治さん所有) |
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左からホートン社(イギリス)、1/2プレート・サンダーソン・フィールドとジェイムス・シンクレア社1/4プレート・シンクレア・ウナ・トロピカル。サンダーソンはレンズがボードごと回転できる機構をもっており、左右のあおり撮影をするときは、最初レンズを上ないし下に移動させ中心位置からずらした状態にしてから、レンズを回転させて必要な位置にセットする、という珍しい構造。右はランカスター社製1/2プレートカメラ、インスタントグラフのレンズ付きシャッター部分(高島会長所有) |
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1892年に発売されたランカスター社製1/2プレートカメラ、インスタントグラフのレンズ付きシャッター部分の詳細。表面に輪にしたゴムひもを取り付けて、それを動力にするという珍しい構造 (高島会長所有) |
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食彩亭での懇親会の模様。横川さんが久しぶりに出席されました |