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全日本クラシックカメラクラブ
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ll Japan Classic Camera Club

>>  最 近 の 活 動 報 告  <<        (04年4月18日追加)
2004年3月の研究会報告
平成16年3月13日(土曜日)午後2時10分から、平成16年度総会(会員59名出席)に引き続きJCII6階会議室にて開かれました。今回はテーマを特に決めない『ノンセクション』でした。このため多くの種類のカメラが集まりました
''04/3研究会持参カメラ一覧・・基本的には持参者の記入通りとし明らかに誤記と思われるものは(編)で修正しました(敬称略、50音順)
持 参 者 カ メ ラ  名 製造会社 フィルム 国名 発売年
浅井 健一郎 ミランダ D+フォカベル ミランダ 135(24×36) 日本 1960
浅沼 宣夫 オプティフォルト(Optifort) フォルテ(Forte) 120(6×6cm) ハンガリー c 1950
露出計 BEE Meter ワトキンス イギリス c 1930
石橋 直幸 ヒット(Hit) 東郷堂 裏紙付17.5mmフィルム(14×14mm) 日本 1956
オリンパス・ペン オリンパス光学 135(18×24) 1959
シャルコ(Shalco) 不明 不明
ミニカメラ(Mini Camera) 不明 不明 香港
ゲヴァボックス(Gevabox) Gevaert Photo-Production 120(6×6cm) ベルギー c 1950
オリンパス 35S オリンパス光学 135(24×36mm) 日本 1955
片山 良平 ラディックス(Radix) モデル56 ビロラ(Bilora) アグファラピッドフィルム(24×24) 西ドイツ 1950
神藤 弘充 パール8年型 小西六 120(6×9cm) 日本 1933
小林 泰人 クライズデイル(Clydesdale)セット ロビンソン・アンド・サンズ 1/4プレート乾板 アイルランド c 1885
改良型ポータブルカメラ ホートン・アンド・サンズ イギリス c 1880
c 1885
c 1885
小滝 日出彦 モンタナ モンタヌス(Montanus) 135(24×36mm) 西ドイツ 1956
佐藤 経明 フォカフレックス O.P.L. フランス 1960
城 靖治 組立暗箱 小西本店 キャビネ判湿板 日本 1890
高島 鎮雄 カムビノックス(CamBinox) J.D.メラー 16mmフィルム(10×14mm) 西ドイツ 1956
テレカ 東興写真 日本 1950
タスコ(TASCO) 7800 不明 110(24×17mm) 1977
竹内 久彌 レフレックス・ピュピレ ナーゲル 127(3×4cm) ドイツ 1931
田村 彰啓 デックルーロ(Deckrullo) ネッテル 乾板(9×12cm) 1910
中村 昭典 ベストポケット・コダック・モデルB 英コダック 127(4×6.5cm) イギリス 1925
No.1ポケット・コダック 120(6×9cm) 1929
ベッサ(オプチカルファインダー) フォクトレンダー 120(4.5×6、6×9cm) ドイツ 1936
萩谷 剛 ペレグリン カーショウ 120(6×6cm) イギリス 1943
長谷川 幸也 I.G.B豆カメラ 不明 17.5mm(14×14mm) 日本 c 1950
服部 豊 イコフレックス T初期型 ツァイス・イコン 120(6×6cm) ドイツ 1934
イコフレックス V型 1939
林田 吉弘 ローライフレックス SL26 ローライ 126(28×28mm) 西ドイツ 1968
ローライ A26 1972
インスタマチック 500 独コダック 1963
林 輝昭 マミヤ16 マミヤ光機 16mmフィルム(10×14mm) 日本 1949
ミノルタ16 千代田光学 1957
藤田 耕一 ゾナー コンテッサ・ネッテル 乾板 ドイツ c 1920
堀山 久生 スーパー・セミ・イコンタ T ツァイス・イコン 120(4.5×6cm) 1934
レチナ Vc 独コダック 135(24×36mm) 1954
リコーフレックス Y 理研光学 120(6×6cm) 日本 1953
オリンパス・ペンS オリンパス光学 135(18×24) 1960
山口 満 モノブロック・ステレオ ジャンヌレ 乾板(6×13cm) フランス 1915
山前 邦臣 ミニオンU(ブラック、シルバー) 東京光学機械 127(4×5cm) 日本 1940
ミニオン35A 東京光学 135(24×32mm) 1948
ミニオン35B 1948
ミニオン35C 1949
山口 浩 キエフUa キエフ・アルセナール 135(24×36mm) ソ連 1955
レチナT(010) 独コダック 西ドイツ 1945
イゾレッテV アグファ 120(6×6cm) 1954
山本 利実 フジタ 66 SL 藤田光学 日本 c 1958
山脇 慶酉 コンタフレックス・ラピード ツァイス・イコン 135(24×36mm) 西ドイツ 1959
パグゼッテUM ブラウン 135(24×36mm) 1953
吉田 安夫 キヤノン、フラッシュユニット キヤノン 日本 1950
松浦 勇 リコレット 理研光学 135(24×36mm) 1954
オリンパス35(型番不明) オリンパス光学
馬淵 勇 デーエル(Dehel) 4.5×6 ドマリア(DEMARIA) 120(4.5×6cm) フランス 1940
デーエル(Dehel) 6×9 120(6×9cm) 1948
テルカ(Telka)V 120/620兼用(6×9cm) 1948
モンテカルロ 120(6×9cm) 1943
モンテカルロ・スペシャル 1948
村松 啓三郎 トプコン・ホースマンプレス960 東京光学 120(6×7、6×9cm) 日本 1959


浅沼宣夫さんのハンガリーフォルテ社製オプティフォルト
一見ベークライト製に見えますが鉄製のボディです(1950年頃)。


片山良平さんの世界唯一の缶入りカメラ ラディックスモデル56 西ドイツビロラ社より1950年発売されたアグファラピッドフィルムを使い
24mm×24mm16枚撮りのカメラです。カメラを缶に収容した時に動かないように缶の下から写真の手前に見える止めネジで固定します。


小林泰人さんの1880年代製造の1/4プレート(手札判)木製カメラ4台
左の3台はホートン社の改良型ポータブルカメラで、左から2番目が一番古い1880年製。右端のカメラはアイルランドのロビンソン&サンズ社製クライズデイル・セットでアイルランド製のカメラは極めて珍しい。

城靖治さん所有の1890年頃日本で作られた小西本店製と思われる木製乾板カメラ、文献などを見ると浅沼商会のものによく似ています。
レンズ鏡胴にはR.Konishiと筆記体で刻印があります(左下の写真)。

R.Konishiと刻印された鏡胴

高島会長の双眼鏡カメラ3台、左東興写真製テレカ(1950年)
中央は1977年発売の110カメラ付タスコ7800、右は1956年発売の西ドイツ、メラー社製高級双眼鏡カメラ「カムビノックス」
 
1931年独ナーゲル社から発売されたレフレックス・ピュピレと所有者の竹内久彌さん。通常のピュピレは軍艦部に単独距離計などを装着する差し込み穴が2個ありますが、これは軍艦部に4個、レンズ鏡胴部に2個の差し込み穴があり、これに対応するレフレックスファインダーの6本の足を挿入しピント合わせのできる2眼レフになります。

レフレックスファインダーを外したレフレックスピュピレ



1910年発売ネッテル社製デックルーロを手にカメラの説明をする田村彰啓さん。通常の蛇腹2段伸ばしは一つの蛇腹で対応しますが、デックルーロは蛇腹が二つ付いており、標準撮影では一つの蛇腹を使い、接写の時は更に別の蛇腹を使います。

馬淵勇さんのフランス ドマリア(Demaria)社製のスプリングカメラ5台
左からデーエル(Dehel1948発売)、同セミ判(1940)、テルカV(1948)、モンテカルロ・スペシャル(1948)、モンテカルロ(1943)、テルカVのレンズ「サジッタール(Sagittar)」F3.5は非常にすぐれたものとして有名




山本利実さん持参の藤田光学工業が1958年に製作、服部時計店から発売されたフジタ66モデルSL 、このカメラは1956年に発売されたフジタ66の改良型で国産66判一眼レフの草分け的存在

山前邦臣さんの東京光学(戦前は東京光学機械)製のミニヨン5台
奥の2台は戦前1940年に製造されたベスト判ミニヨン(黒とシルバー)
、手前3台は135フィルム使用の戦後発売のミニヨン、左から画面が24mm×32mmサイズのA型、ボディーシャッター付きB型、画面が24mm×36mmの標準サイズになった1951年発売C型

吉田安夫さんのキヤノンが1950年頃発売したフラッシュガンセット。真鍮に分厚いクロームメッキを施した高級感溢れるモデルです。